トラ、サバトラ、サバ白の性格と飼いやすさ【雑種日本猫の種類】

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日本で一番多い猫の柄模様はキジトラだそうです。キジトラは猫の元祖と言われるリビアヤマネコの特徴を残していて、平安時代にはその存在が確認されている古い種類です。

トラ猫に海外から入ってきた洋猫が交ざり、様々な色、模様にバリエーションが増えていったのです。トラ柄にはキジトラ、茶トラ、サバトラの３パターンがあります。今回はこの３種類のトラ柄猫ちゃんの特徴と性格、飼いやすさについて紹介します。

キジトラ猫の特徴と性格

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キジトラ猫は、茶色の毛色に黒の縞模様が入った猫で、猫本来の柄だと言われています。鳥のキジの雌に色や柄が似ているのでキジトラと呼ばれるようになったそうです。キジトラの毛色のバリエーションには次のようなものがあります。

・キジトラに白が入った「キジトラ白」
・キジトラに色が多く入り、白い色が多い「白キジトラ」
・毛色が赤っぽいキジトラ

キジトラの性格はは野生に近いため本能をむき出しにして遊んだり（餌捕り）知らない人に対して警戒心が強く働くと言われます。ですが、懐くとかなりの甘えん坊で、世話をしてくれる人間に警戒心を解いてくれるので飼い主さんをデレデレにしてしまう子もいるようです。

このキジトラを基本に、毛色がオレンジかかった明るい茶色の猫を茶トラ、シルバーを基調に黒の縞模様の猫をサバトラと呼びます。

茶トラの特徴と性格

茶トラは、トラ柄猫の中で最も人気があり、TVなどタレント猫として出演率の高い猫です。茶トラの毛色のバリエーションは次の通りです。

・茶トラの口の周りやお腹、足先だけが白い「茶トラ白」
・茶トラ白の白い毛がさらに多く頭やしっぽだけに茶トラ模様が現れる「白茶トラ」

茶トラ猫の性格は人懐っこく甘えん坊で、食欲旺盛です。甘え上手なため飼い主さんがついついおやつをあげ過ぎたり、生来の食いしん坊がたたってぽっちゃり猫になりやすい傾向があります。

サバトラ猫の特徴と性格

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シルバーを基調に黒の縞模様の猫をサバトラと呼びます。毛色と模様が魚のサバに似ていることに由来します。サバトラ猫のバリエーションは次の通りです。

・サバトラの柄に白が入った「サバトラ白」（サバ白）
・サバトラより白い色が多い「白サバトラ」（白サバ）

サバトラの性格は両極端に別れます。

活発で人懐っこいタイプ

好奇心旺盛で見知らぬ人でも物怖じせず近づいて遊んでもらおうとします。ですが、マイペースなため長時間の抱っこは嫌がるようです。

警戒心が強く神経質なタイプ

玄関のチャイムが鳴ると驚いて隠れてしまったり、大きな音や雷におびえたり、知らない人の声にもびっくりする警戒心が強くて慎重なタイプの猫です。怖がってしまったときには、飼い主さんがおもちゃなどで遊んで好奇心を刺激してあげると落ち着くようです。

サバトラより毛色が白いサバ白や白サバはプライドも高く、賢いとか上品でエレガントであるとも言われています。

キジトラ、茶トラ、サバトラ/サバ白どれが飼いやすい？

トラ柄猫は野生の血が強く体力もあり活発なので病気になり難く自然治癒力も高いと言われていますので、飼いやすい猫と言えるでしょう。では、それぞれの猫ちゃんの性格をふまえ、飼育する際に注意する点をあげます。

キジトラ猫を飼うときに注意する点

猫本来の性質を持つキジトラは運動量が多く、運動不足になるとストレスを抱えてしまいます。室内飼いの場合は、おもちゃなどで飼い主さんが遊んであげたり、アスレチックなどを用意して上下の運動が出来るようにしてあげると良いでしょう。

茶トラ猫を飼うときに注意する点

茶トラ猫はスキンシップが好きで抱っこされることを喜びます。好奇心も強いので、一緒に遊んであげると仲良く過ごせる猫です。ですが、元来食いしん坊なので室内飼いでは運動不足になりがちで食欲も旺盛なので肥満になりやすいです。キジトラ同様運動しやすい環境や、食事の時間や回数を決めて正しく与えるように心がけることが必要です。

サバトラ猫を飼うときに注意する点

性格が両極端なサバトラ猫は、その子の個性に合った付き合い方を飼い主さんが見つけることが大事です。サバトラも好奇心が強く活発な猫ですので、遊びたがっているときには積極的に遊んであげることと、警戒心の強い子には、落ち着ける場所が出来たら、そこは猫ちゃんのテリトリーとして自由にさせてあげると良いでしょう。